FX会社を利用すると外貨両替がお得にできるって本当?メリットや注意点を徹底比較

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以前、 なるべくお得に両替したい!すぐ分かるお得な外貨両替の方法を紹介
こちらの記事で外貨両替をするのに色々な方法があることをご紹介しました。

今回は、外貨両替の際の「手数料が圧倒的に安い」と話題のFX会社での外貨両替方法について、両替所における両替との比較をしつつ、紹介していきます。

FX会社の中には、一部外貨を空港で受け渡しするサービスを行っている会社はありますが、外貨現金を手に入れるまでの流れとしては

  • FX口座に日本円を入金
  • FXサービス上で外貨への交換を行う
  • 外貨建ての口座へ出金
  • 口座から外貨現金を引き出し

というものになっています。

ですので、 FX会社で外貨両替をする際には、

  • FX口座(FXサービスのアカウント)
  • 外貨建ての口座

が必要となります。
(外貨建ての口座に関しては、多くの場合、日本に本店がある銀行の、日本の支店の口座であることが望ましいです。海外の支店には出金できない場合があるようです)

なお、本記事における「FX会社」とは「個人向けにオンラインでのFX取引サービスを提供している会社」を想定しております。

目次

  1. FX会社を通じて外貨の現金を手に入れるメリット
    手数料が安く済む
    レートがリアルタイムで更新される
  2. FX会社を通じて外貨の現金を手に入れるデメリット・注意点
    現金を手に入れるまでに時間がかかる
    外貨建ての口座が必要になる場合がある
    対応している通貨が限定的
    少額の両替ができない場合がある
  3. 外貨現金を手に入れられるFX会社
  4. 使いきれなかった外貨はどうする?
  5. 本記事のまとめ


1. FX会社を通じて外貨の現金を手に入れるメリット


手数料が安く済む

まずメリットですが、何よりも両替所で両替するよりも手数料が安く、手に入る金額が大きくなることが挙げられます。

なぜ手数料が安いかというと、FXトレードの際の両替レートは市場レートとの乖離が少ないからです。

一方で、両替所や銀行で両替する場合は、FX会社が使っている交換レートよりは市場レートとの乖離が大きくなっていることが多いです。

そのため大量に両替をする場合、FX会社での両替と両替所での両替を比べると数千円相当の差がある、ということも起こりえます。

両替所にとって
・外貨 = 商品
・市場レート = 商品の仕入れ値
・両替所のレート = 商品の売値
だと考えてもらえば、商品が売れるほど、つまり両替金額が増えるほど、両替所側の利益が大きくなることがイメージしやすいかもしれません。

そして両替所側の利益が大きくなるということは、ユーザーはその分手数料を取られている、つまり受け取れる金額が減っていることになります。

例えば、市場レートが1ドル100円で、両替所のレートは1ドルを105円という場合
両替所からすると、市場レートよりも1ドルあたり5円高い金額でドルを販売することになります。
このとき1,000ドル分両替をすると、5円 × 1,000 = 5,000円分の利益が両替所側に発生します。

これに対して、FX会社で両替する場合はこの5円にあたる部分の手数料が非常に少ないです。
ざっくりとしたイメージであり、会社によって違いますが、両替所や銀行が1ドルあたり数円ほど市場レートと乖離しているのに対し、FXトレードでは0.2銭などの単位でしか乖離していないことが一般的です。

仮に1ドルあたり0.2銭の手数料が含まれたレートで1,000ドル分両替をすると
0.2銭 × 1,000 = 2円分の手数料しか発生しないことになります。

また、外貨現金を引き出そうとするときには、為替レートの差分に加え出金の手数料や口座に入金する際の手数料がかかることがあります
調べた限りでは、多くの会社が「1回の取引(外貨の出金)に対して固定の手数料を取る」という方法を採用しています。例えばある会社であれば1回あたり1,500円です。

この、FX会社への手数料に加え、外貨建ての口座へ送金する際にリフティングチャージと呼ばれる手数料がかかる場合があります。また、ご利用の金融機関によっては、口座から引き出す際にも引出手数料がかかることがあるようです

リフティングチャージは送金金額の0.05%というが一般的なようですが、これらの手数料がいくら程度かかってくるのかを確認したい場合はご利用の金融機関へ問い合わせることをおすすめいたします

このように、お得な取引レート+出金のための手数料、というのがFX会社を利用する際のコストであると言えます。
固定の手数料があるため、FX会社での両替は両替所での両替とは逆で、両替する金額が多ければ多いほど手数料という観点では得であると言えます。

一方で、出金にかかる手数料を加味したら両替所を利用したほうが良かった、なんてことも起こりうるので「とにかくお得に両替したい!」というモチベーションで利用する場合には実際にはいくら程度コストがかかるのか確認しておきたいところです

手数料が安く済む


レートがリアルタイムで更新される

空港や銀行の両替所のレート変更の回数は、あくまで各社の方針によりますが、多くの場合は日に1回か2回です。

大きく値動きがあった場合はこの限りではないでしょうが、為替相場は平日24時間は常に動いているにも関わらず、それに合わせて1日に何度もレートを更新したりはしないことが普通です。

ですので、両替するタイミングでは自分に有利な方向に為替が動いていても、両替所ではその恩恵を受けることができない場合があります

一方でFX会社で両替する場合、両替のタイミングにおけるレートが適用されます。そのため、自分の好きなタイミング・レートで両替をすることができます。

レートがリアルタイムで更新される


2. FX会社を通じて外貨の現金を手に入れるデメリット・注意点


現金を手に入れるまでに時間がかかる

両替所での外貨の受け渡しは、基本的にはその場で行われることが多いです。
これに対してFX会社を使用する場合はやや日数がかかる傾向にあります。

ある会社を例にすると、FX口座を持っていない場合は口座開設も含めて最低5営業日かかり、持っている場合は最短で2営業日が着金までにかかります。

このため、すぐに外貨現金を手に入れたい場合はFX会社を使った取引は適さないでしょう

別の方法として、FX会社から銀行口座に引き出した外貨をデビットカードを通じて現地で使うというやり方もあります。この方法であればFX口座から出金だけすれば良いので、現金は手に入りませんが海外で使うことはできます。


外貨建ての口座が必要になる場合がある

こちらも各社の対応によりますが、オンラインでサービス提供をしているFX会社の場合は直接外貨を手渡したり、郵送するというケースは少ないです。

そうすると多くの場合口座への振り込みということになりますので、欲しい外貨建ての口座を用意する必要があります

一方で口座を必要としない会社もあります。ある会社では空港で外貨の受け取りができるサービスを行っており、これを利用する場合は成田空港・羽田空港・関西国際空港・中部国際空港の4空港で外貨を受け取りすることができるようです。

外貨建ての口座が必要になる場合がある


対応している通貨が限定的

FX会社を使った両替は空港の両替所や銀行に比べ、対応通貨が少ない傾向にあります。

例えば大手銀行が運営する両替ショップのウェブサイトを確認したところ、17通貨を取り扱いしていました。

一方でFX会社は多くても10通貨程度であることが多いようです。

ある会社を例に出すと、下記の8通貨に対応していました。
・米ドル
・ユーロ
・豪ドル
・NZドル
・英ポンド
・スイスフラン
・カナダドル
・香港ドル

ドルやユーロであれば殆どの場合対応していますが、マイナーな通貨の場合はFX会社では対応してもらえないかもしれません


少額の両替ができない場合がある

こちらも各社方針の違いはありますが、少額の両替はできない場合があります

例えば1,000通貨単位(ドルであれば1,000ドル単位)のみの受付をしているケースなどがあります。

しかし、中には少額の取引を受け付けている会社もあります。

一方で、前述した固定の手数料があることで、少額の取引をしたい場合は「手数料のお得さ」というFX会社で両替するメリットが薄まってしまうことは注意したいところです。


3. 外貨現金を手に入れられるFX会社

いくつかの会社を外貨現金への両替に利用できますが、本記事では3社をモデルケースとして紹介します。

それぞれ両替の仕組みが違いますので、一覧にして比較していきます。

また、通貨によっても手数料や一度に両替可能な金額等の諸条件が変わってくる場合があります。
以下の表は対応通貨を除き、「その会社のFX取引口座にある米ドルを出金する場合」を想定して作成しました。

外貨現金を手に入れられるFX会社

1社ずつ見ていきます。

A社の場合

手数料

引き出しに必要な手数料は一律で2,000円となっています。
この他に自分の外貨建ての口座へ送金する際にリフティングチャージと呼ばれる手数料がかかる場合があります。また、ご利用の金融機関によっては、口座から引き出す際にも引出手数料がかかることがあります。
リフティングチャージは送金金額の0.05%というが一般的なようですが、心配な場合はご利用の金融機関へ問い合わせることをおすすめいたします。

対応通貨

米ドルとユーロの2種類に対応しています。

両替の単位

特に制限はありませんでした

かかる日数

まず、A社側からの出金完了に数日必要となります。
平日15時までに出金請求した場合: 4営業日後
平日15時以降に出金請求した場合: 5営業日後

さらに、指定した銀行口座に着金するまでに 日数がかかる場合があります。
そのため、時間に余裕を持って手続きを行うことをおすすめします。

外貨建口座

必要です。
ただし、海外の支店や本人以外の名義の口座では利用できないのでご注意ください。

B社の場合

手数料

出金1回あたり事務手数料500円が必要です。

対応通貨

米ドル、ユーロ、ポンド、スイスフラン、韓国ウォン、中国元の6種類です。

両替の単位

通貨ごとにパックという両替できる単位が決まっています。次のとおりです。

米ドル:100ドル・500ドル・1,000ドル(最大2,000ドルまで)
ユーロ:100ユーロ・500ユーロ・1,000ユーロ(最大2,000ユーロまで)
ポンド:100ポンドのみ(最大2,000ポンドまで)
スイスフラン:200スイスフランのみ(最大2,000スイスフランまで)
韓国ウォン:20万ウォンのみ(最大300万ウォンまで)
中国元:1,000元のみ(最大15,000元まで)

これらを組み合わせて両替金額を指定することができます。
例えば米ドルで700ドル両替したいのであれば100ドルのパックを2つと500ドルのパックを1つ注文します。

かかる日数

最短4日で受け取ることができます。
しかし、B社の空港受取サービスは毎週月曜16時に依頼を締切り、同週の金曜日から受け取り可能となります。
そのため、月曜16時以降に申し込みをした場合、例えば火曜日に申し込みをした場合は次の週の金曜日にならないと受け取りすることができません。

仮に水曜日に空港を出発するため水曜日に受け取りをしたい、ということであればその前週の月曜日の16時までに申し込みを完了する必要があります。

そのためこちらもやはり時間に余裕を持って申込みをしたほうがベターです。

外貨建口座

空港受取の場合は必要ありません。

※新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、B社の空港外貨受取サービスは3月31日以降一時停止中のようでした。

C社の場合

手数料

1取引あたり1,500円の手数料が発生します。
なお、ここでも最終的にはC社からお使いの金融機関口座へ出金する必要があるため、お使いの銀行口座への着金までにリフティングチャージ等の手数料が発生する場合があります。リフティングチャージは送金金額の0.05%というが一般的なようですが、この着金に関わる手数料の詳細はお使いの金融機関へお問い合わせすることを推奨いたします。

対応通貨

米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、香港ドル

両替の単位

1,000通貨単位での取引が可能です。なお、香港ドルのみ10,000通貨単位となっています。

これはどういうことかというと、例えばドルを手に入れたいときは1,000ドル刻みで発注をする必要があるということです。

なので、1,000ドルや2,000ドル分を現金化することはできますが500ドルや1,500ドルという3桁以下の単位は指定できないということになります。

かかる日数

C社のウェブサイトには最短で2銀行営業日との記載がありました。
こちらもご利用に金融機関によって若干前後する可能性がありますので時間に余裕をもって申込みをしておくと良いでしょう。

外貨建口座

必要です。


4. 使いきれなかった外貨はどうする?

ここまで、各FX会社を比較していきました。
ところで、これらはいずれも日本円から外貨への両替であるため、外貨を日本円に戻す際にはまた各種条件が異なってきます。会社によっては外貨現金を入金できないケースもあるようです。

私達ポケットチェンジが提供している外貨精算機ポケットチェンジは、海外旅行で余ってしまった外貨を電子マネーに交換することができるサービスです。

全国の主要国際空港や駅、商業施設などに設置されたポケットチェンジ端末をご利用いただくことで

  • 余ってしまったコインも
  • 紙幣もその場ですぐに
  • 交通系ICカードやEdy、WAON、nanaco、Amazonギフト券などの便利な電子マネーへ交換可能

なサービスとなっています。

ご利用できる端末の場所は下記リンクからご参照ください。

ポケットチェンジの設置場所一覧はこちらからご覧いただけます。

使いきれなかった外貨はどうする?


5. 本記事のまとめ

今回は、FX会社を利用した外貨両替について解説していきました。

FX会社での両替は、両替レートという点では両替所に比べ非常にお得である一方、固定の手数料がかかったり日数・手間もかかるケースが多いということがわかりました。

両替レートが良いので非常にお得感がありますが、固定の手数料があったり、利用している金融機関によっては着金までに手数料がかかる場合があるため、少額の両替をする場合は両替所を使用するより余計にコストがかかる可能性があるという点は注意しておきたいです。

利用する会社によっては対応通貨が限定的であるということも覚えておきたいです。 また、 その場で現金を受け取れる両替所・銀行に比べ、現金を手に入れるまでには日数がかかる場合が多いです。

そのため、FX会社を利用しようと思っていたら使っているFX会社の両替サービスが欲しい通貨に対応していなかった・・・なんてことになると他のFX口座を開設する必要などが生じて現金が必要なタイミングに間に合わなくなる可能性があります。

ですので、事前に少なくとも

  • 対応している通貨
  • 両替の手順
  • 着金までにかかる手数料

についてはご利用のFX会社、金融機関へ確認しておくことをおすすめします

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