ゆうちょ銀行で両替する方法!レート/手数料や特徴は?

ゆうちょ銀行で両替する方法!レート/手数料や特徴は?

ゆうちょ銀行では、日本円の両替(円貨両替)と外貨両替ができます。ただし、日本円の両替を行っていない店舗がある点には注意が必要です。
なお、 郵便局での外貨両替は2020年12月30日(水)をもって、取り扱いを終了していますゆうちょ銀行直営店では引き続き取り扱いするとのことです。 詳しくはゆうちょ銀行の公式HPをご確認ください。

また、 ゆうちょ銀行は2022年1月17日から、「硬貨取扱料金」を新設すると発表しました。窓口で大量の硬貨を預け入れる時に思わぬ手数料がかかるおそれがあります。

そこで今回の記事は、ゆうちょ銀行で可能な両替について、概要や利用方法、またゆうちょ銀行以外での外貨両替の方法について詳しく解説します。

  • ゆうちょ銀行での日本円の両替できる方法を知りたい
  • ゆうちょ銀行の外貨両替のことが知りたい
  • ゆうちょ銀行以外の外貨両替の方法を知りたい

このような方に、参考になる記事となっています!

ゆうちょ銀行での両替とは?

ゆうちょ銀行は、両替自体は行っていません。あくまでサービスの一環として両替を行っている程度です。したがって、基本は両替できないと考えておいたほうがいいでしょう。両替ができる一部の店舗では、硬貨や紙幣を両替できます。例えば、1万円札を千円札10枚に両替できたりといった感じです。

ゆうちょ銀行で可能な両替は次の通りです。

  • 日本円への両替(上記の通り、ピン札への両替も店舗によっては可能)
  • 硬貨をまとめて口座に入金
  • 外貨両替

両替を受け付けていない店舗であれば、硬貨や紙幣をまとめて口座に入金してから紙幣で出金する、という方法ならありです。次の項目から、詳しく解説していきます。

日本円の両替方法

先ほどの項目でも述べましたが、ゆうちょ銀行では店舗によっては、両替を行っていない場合があるので注意してください。そのため、両替に行く際は、店舗で両替が可能かどうか、事前に確認をとることをおすすめします。
両替ができなくても、大量の硬貨をまとめて口座に入金する、といった両替方法はどこの店舗でも可能です。口座に入金してから、ATMで両替した分のお金を引き出してしまえば、実質両替と同じになります。
ただし、こちらの方法は、口座に入金するため、ゆうちょ銀行の口座を持っている方でなければできません。両替方法は、ATMと窓口で行えます。

■ATMで両替

ATMでは、100枚までの硬貨を入金できます。両替できるといっても、好きな金種を指定できません。あくまで硬貨をまとめて口座に入金するという形での両替方法になります。ATMでの両替手順は、下記の通りです。

①キャッシュカードや通帳をATMに入れる
②「お預入れ」を選択
③ATM左上付近に硬貨を入れる投入口があるので、1枚ずつ投入する
④端末が金額を計算
⑤金額に問題がなければ、「確認」をおして入金する
⑥入金した金額を「お引き出し」で出金する

ほとんどの店舗のATMでは、100枚までの硬貨を入金できますが、店舗のATMによっては、「10枚まで」と制限されている場合があります。硬貨の入金は、ATMでの入金が非常に時間がかかるため、混雑しないように制限をされているATMもあるようです。大量の硬貨であれば、窓口で行う方が早いのでおすすめです。

■窓口での両替

窓口での両替方法は2通り。普通に好きな金種で両替できる場合もあれば、店舗によっては両替を受け付けていない場合もあります。そのような時は、口座にまとめて入金する両替方法になります。※冒頭でも触れましたが、日本円への両替は、基本行っていません。1つ目の方法は、店舗によっては断られる可能性があります。

窓口で、通常の両替をする方法は次の手順です。

①窓口に両替をしたい、と伝える
②両替内訳書に氏名や住所、電話番号、両替する分の金額を記入
③ピン札(新券)への両替の場合は、「新券希望」に〇を記入
④窓口で手渡す
⑤金額の確認
⑥両替したお金を受け取る

基本的に窓口に伝えて、指示通りに行うと両替できます。ただ、ピン札(新券)への両替は100%できない場合もあります。店舗によっては、在庫がないためです。

次に、もう1つの両替方法を解説します。繰り返しになりますが、ゆうちょ銀行では基本両替を行っていないので断られるケースがあります。その場合は、一度口座に入金してからの両替になります。

①窓口に硬貨や紙幣を渡す
②キャッシュカードか通帳を手渡す
③金額を計算してくれる
④名前と電話番号、金額を用紙に記入する
⑤口座に入金
⑥窓口、ATMのどちらかで出金する

といった手順で両替します。窓口に硬貨を渡す場合は、キャッシュカードか通帳を同時に手渡し、「入金してください」と伝えます。手渡し後は、店員の方が計算し、金額の合計を伝えてくれます。問題がなければ店員の方から、名前や電話番号、金額を記入する用紙を手渡されるので、そちらに記入します。入金が完了したら、キャッシュカードか通帳を手渡されて終了です。後は、両替したお金を出金して使用できます。

注意点としては、入金という形なので、ピン札への両替は難しいことです。ATMから出金しても、ピン札ではでてきません。ピン札が欲しい場合は、窓口での方法以外は難しいです。

ゆうちょでの外貨両替方法

ゆうちょ銀行では、2020年11月現在、外貨両替は可能です。外貨から日本円への両替、日本円から外貨への両替ができます。また、ゆうちょ銀行での外貨両替は、紙幣のみとなっています。硬貨は両替できません。

補足ですが、冒頭でも記した通り郵便局での外貨両替は2020年12月30日(水)をもって、取り扱いを終了するとのことです。

■外貨両替の手順

外貨両替は窓口のみ受け付けており、ATMでは両替できません。ゆうちょ銀行が営業している時間であれば、窓口で両替できます。両替は、下記の手順で行います。

①外貨両替ができる店舗に足を運ぶ
②窓口に行き、外貨両替計算書に記入する
③担当者が金額を確認
④両替するお金を支払う
⑤両替された紙幣を受け取る。

ゆうちょ銀行では、すべての店舗で外貨両替はできません。対応している店舗があるので、必ず事前に確認してから足を運ぶといいです。電話で確認をしてもいいのですが、対応している店舗は、WEBサイトでも確認できます。

こちらのリンクで、「貯金サービスから選ぶ」→「外貨両替」にチェックをつけて検索してみてください。店舗リストが表示されますので、最寄りの住所をクリックします。近隣に外貨両替ができる店舗があれば、表示されます。

外貨両替できる店舗をみつけたら、窓口で外貨両替計算書をもらいます。名前や住所、両替する通貨を記入してください。記入した用紙を窓口にし、金額を確認してから、お金を渡します。この時には、金種を聞かれるので、好きな金種を伝えてください。後は、両替された紙幣を受け取ります。

■対応通貨

対応通貨は、以下の8通貨です。

米ドル、ユーロ、韓国ウォン、英ポンド、中国元、オーストラリア・ドル、カナダ・ドル、スイスフラン

いずれも、外貨→日本円の両替と日本円→外貨への両替が可能です。ただし、店舗によっては、在庫がないため、両替できない可能性があります。例えば、米ドルとユーロしか両替できなかったり、日本円→ユーロといった両替しかできなかったりします。店舗によって、対応できる通貨に違いがあるので、両替する場合は必ず店舗に確認をとってから足を運ぶのをおすすめします。

■取り扱い限度額

ゆうちょ銀行では、各通貨に取引上限を設けています。上限に関しては、日本円で10万円を超える分は両替できません。

  • 米ドル…900(USD)
  • ユーロ…800(EUR)
  • 韓国ウォン…1,000,000(KRW)
  • 英ポンド…700(GBP)
  • 中国元…6,000(CNY)
  • オーストラリア・ドル…1,300(AUD)
  • カナダ・ドル…1,200(CAD)
  • スイス・フラン…900(CHF)

上記が上限となっています。詳しくはこちらから。

ただ、先ほどの「対応通貨」の項目でも述べましたが、店舗によっては在庫がなく、上限まで両替ができなかったり、対応していない場合もあります。両替の際には、店舗で確認をとってから両替しましょう。

■手数料・レート

ゆうちょ銀行の両替レートは、Webサイトで確認することができないため、両替に行く店舗で確認することとなります。また、店舗ではなく、カスタマーセンター(0120-108-420)でも聞くことができます。

参考までに、2020年10月23日に店頭で確認できた、米ドルとユーロのレートをご紹介します。

  • 日本円→米ドル 107.44円
  • 米ドル→日本円 101.64
  • 日本円→ユーロ 127.5円
  • ユーロ→日本円 119.5円

でした。レートの更新は、米ドルが午前11時、他の通貨は全て正午に更新されます。

また、手数料はかかりませんが、レートに含まれています。2020年10月23日の銀行で発表される仲値は「米ドル104.64円」「ユーロ123.6円」でした。両替レートは、仲値に手数料を足した金額ですので、「米ドル約2.8円」「ユーロ約4円」が手数料になります。
両替レートをわざわざ電話で確認するのが面倒な方は、銀行の仲値やテレビで発表されているレートに手数料(米ドル約2.8円、ユーロ約4円)を足すことで、両替レートに近くなる思います。参考にしてみてくださいね。

「外貨」硬貨を両替したい時はポケットチェンジ

ゆうちょ銀行の外貨両替は、対応通貨であっても、店舗の在庫次第では思うように両替できない時があります。そのような時は、「ポケットチェンジ」という端末を利用してみてはいかがでしょうか。
ポケットチェンジは、端末に外貨(硬貨/紙幣)を投入すると、自動で金額を計算し、電子マネー(サービス)に交換してくれるサービスです。電子マネーへの交換ですので、在庫が不足して交換できない、ということはありません。
また、端末によっては24時間いつでも交換出来るところもあります。
なお、現金→現金への両替はできません

ポケットチェンジでは、次のようなことが可能です。

  • 余った外貨を日本の電子マネーに交換(外貨→日本の電子マネー)
  • 日本円を海外の電子マネーに交換(日本円→外国の電子マネー)
  • 外貨を海外の電子マネーに交換(外貨→外国の電子マネー)

注意点としては、現金→現金への両替はできません。どうしても現金が欲しい方は、ゆうちょ銀行やその他両替所での両替をする必要があります。ポケットチェンジは、東京駅や空港・街中の商業施設などに設置されていますので、旅行前や旅行後でも利用できます。
詳しい設置場所はこちらから。

日本で使える交換先(電子マネー)は、下記の通りです。
また、日本円→外国の電子マネー、外貨→外国の電子マネー、外貨→日本の電子マネーに交換できます。

  • Suicaなどの交通系電子マネー
  • 楽天Edy
  • WAON
  • nanaco
  • Amazonギフト券
  • Appstore&iTunesギフトカード

対応通貨は、以下の10通貨です。
<お札・硬貨>
米ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォン
<お札のみ>
台湾ドル、シンガポールドル、香港ドル、タイバーツ、ベトナムドン、日本円
更に詳しい金種についてはこちらから

為替レートは、投入現金の通貨や金種、選択した交換先サービスによって異なります(サービス利用前に端末画面にて確認可能)が、以下のクーポンコードを入力することで、2%分上乗せすることができます!

「 335786 」

「クーポンをお持ちの方」をプッシュしてコードを入力するだけ!

どのような交換先を選んでも基本的な操作は変わらず、両替したい国の電子マネー(サービス)を選択し、端末に現金を投入するだけで交換できます。

チャージまでの操作はたったの3ステップなので、最短約1分で外貨から電子マネーへの交換が完了します。

まとめ

ゆうちょ銀行は、基本日本円の両替は行っていません。そのため、店舗によっては両替できない場合もあるので注意してください。どうしても両替してもらえない場合は、硬貨を一度口座に入金してから、ATMで出金をするといった方法で両替しましょう。また、外貨両替も行っていますが、店舗によっては在庫の関係で取り扱っている通貨が異なります。電話で確認してから両替に行くのをおすすめします。

外貨硬貨が余ってしまっている・電子マネーを日頃よく使うという方はポケットチェンジを利用すると良いかもしれませんね。

↓ポケットチェンジの設置場所をチェック

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