家にいながら外貨両替ができる外貨宅配サービスとは?

家にいながら外貨両替ができる外貨宅配サービスとは?
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旅行に行く前は、色々忙しくなりますよね。「何を持っていけばいいんだろう?」「旅先ではどこに行く?」みたいなことを考えているうちに、うっかり両替し忘れた…。なんてことになってしまっては大変です。

そんな時に利用したいのが「外貨宅配サービス」。電話やインターネットで注文をするだけで、外貨を宅配してくれます。自宅にいながら注文ができるので、メリットしかないように思えますが、デメリットも存在します。

そこで今回の記事では、外貨宅配サービスについて詳しく解説していきます。「外貨宅配サービスってどんなの?」「メリットとデメリットについて知りたい」という方に参考になる記事となっています。

▼外貨宅配とは

外貨宅配サービスとは、

電話やインターネットで外貨の注文をすると、指定した住所に外貨を宅配してくれるサービス”です。

指定先の住所は、自宅だけでなく、空港や勤務先などにも指定ができるので、忙しくて銀行の窓口に両替に行けない人や日中自宅にいない人には、便利なサービスとなっています。

■外貨宅配サービスの仕組み

外貨宅配サービスの大まかな手順は、下記の通りです。

①外貨宅配サービスのサービスサイトで必要な通貨を選択

②両替レートを確認し、金額を入力

③連絡先や宅配先の住所を入力

④支払い方法を選択し、申込完了

⑤指定の住所にて、外貨を受け取る

といった流れで外貨を宅配してくれます。

両替レートはサービスによって異なり、高いところも少なくないためレートはしっかりと確認しておくことが必要です。

例えば、銀行系の日本円→米ドルの両替レートは、109円(2020年10月10日時点のレート)ほどであるのに対し、「外貨宅配ドルユーロ」という宅配サービスの日本円→米ドルの両替レートは約107円(2020年10月10日時点のレート)となっています。銀行系の宅配サービスよりも「外貨宅配ドルユーロ」のほうがお得に両替できます

外貨を注文してから、手元に届くまでの日数は約3日ほど。これは住んでいる地域によって違いがあるので一概にはいえません。北海道などの地域であれば、郵送に時間がかかるため、注文してから1週間程度はみたほうがいいでしょう。また、銀行系の外貨宅配サービスであれば申請書を通してから出荷となるので、日数がさらにかかってしまう可能性もあります。いずれにせよ、外貨宅配サービスで両替する場合は、ある程度の日数を考慮して注文するようにしましょう。

■支払い方法

支払い方法も、サービスによって様々です。主な支払い方法は4種類。

  • 代引き
  • 銀行振込
  • 専用口座からの引き落とし
  • クレジットカード

多くの外貨宅配サービスは「代引き」です。配達員に、外貨の購入代金を渡すと外貨を受け取ることができます。次に銀行振込ですが、対応しているサービスは「外貨宅配サービス」といった一部のサービスのみとなっています。指定の銀行口座に振込し、入金が確認されたのちに出荷するといった流れです。振込手数料はこちらで負担することになるので、購入する金額によってはコストが高くなってしまうので注意が必要です。

続いて「専用口座からの引き落とし」についてですが、こちらは銀行系の外貨宅配サービス専用の支払い方法です。新生銀行や大和ネクスト銀行が行っている支払い方法で、専用の「外貨普通預金口座」に入金している中から購入代金が引き落とされます。

最後にクレジットカードでの支払い方法ですが、こちらに対応しているサービスは「トラベレックス」1社となっています。ただし、「Mastercard」「ライフカード」の2社のクレジットカードしか使えないのが難点です。

▼外貨宅配のメリット

外貨宅配サービスのメリットについて解説します。

①自宅で両替できる!

外貨宅配サービスの最大のメリットは、自宅にいながら注文するだけで両替ができてしまうことです。海外旅行となれば、準備に忙しくなるでしょう。銀行の窓口に行くのを忘れて両替できなかった…。なんてことになったら大変です。しかし、外貨宅配サービスに両替注文を出しておけば、自宅に外貨を届けてくれます。忙しい方にはピッタリのサービスといえますね。

②好きな場所に届けてくれる

外貨宅配サービスは、郵送で送られてくるため、どうしても日中にいないと受け取れないというデメリットがあります。しかし、宅配してくれるのは、自宅だけではありません。勤務先にも届けてくれます。仕事が忙しくて、帰宅時間が遅くなってしまうような方にも安心して利用することができます。

▼外貨宅配のデメリット

続いてデメリットについても解説します。デメリットが許容範囲であれば、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

①受け取るまで時間がかかる

こればっかりは仕方がないことかもしれませんが、郵送なのですぐに両替ができません。注文は、電話やインターネットからすぐにできますが、外貨が手元に渡るまでの期間がかかってしまいます。

サービスによってまちまちですが、最短でも3日はかかるとみていいでしょう。銀行系の外貨宅配サービスであれば、申請書を郵送してから外貨を出荷するので、1週間以上かかると思われます。すぐに両替してほしい方には向いていません。時間に余裕を持って利用できる方に向いているサービスです。

②クレジットカードを利用できない

ほとんどの外貨宅配サービスは、クレジットカードが使用できませんトラベレックスであれば、MasterCardとライフカードのみ利用できますが、多くのサービスは代引きが中心となっています。代引き手数料などのコストが発生してしまうデメリットがあります。

③金種の指定ができない

金種とは、お金の種類のことです。日本円であれば、1万円札、5千円札、1000円札といった種類を指します。外貨にも種類があり、高額紙幣や小額紙幣が存在します。外貨宅配サービスでは、金種の指定ができません。サービスにすべて任せることになります。

「金種なんてなんでもいいんじゃない?」という疑問を持つ方もいると思います。海外であれば高額紙幣で買い物しようとすると、偽札の偽造を警戒されてしまい、拒否されるケースもあるのです。また、単純に高額紙幣を利用すると「おつりがない」と言われてしまうケースもあります。他にも、スリが多いため、高額紙幣を持ち歩かないような配慮も必要になってきます。そのため、金種を選べないというのは、旅行に行く国によってはデメリットになりえることです。

日本であれば、金種にこだわらなくても問題ありませんね。1万円札があれば、おつりも貰えるし、スリにあうことも稀でしょう。日本ではデメリットにならない金種ですが、海外ではデメリットになるので注意が必要です。

▼外貨宅配できるサービス紹介

外貨宅配サービスを行っているサービスを紹介します。

■銀行系外貨宅配サービス

銀行系とは、銀行が行っている外貨宅配サービスです。新生銀行や大和ネクスト銀行、ゆうちょ銀行などが行っています。銀行系は、信頼という点が最大のメリットです。「銀行以外の両替サービスは信用できない」という方にはおすすめできます。

※ただし、ゆうちょ銀行は、2019年9月30日で終了しています。

新生銀行

新生銀行での外貨宅配サービスは、専用口座を持っている方のみ利用できます。「外貨普通預金口座」を開設し、専用ダイヤルに注文を出すことで自宅に外貨を届けてくれます。

扱っている通貨は、全部で8種類。

  • ドル
  • ユーロ
  • カナダドル
  • 豪ドル
  • ニュージーランドドル
  • ポンド
  • 香港ドル
  • シンガポールドル

申し込みの時は、購入希望の数量が入力できません。1から5までのパック番号が割り当てられており、決まった数量での購入になります。ドルであれば、外貨パック番号1は300USD、外貨パック番号2は500USDといった数量での購入となります。外貨パック番号1の手数料は、420円です。送料はどのパックを注文しても1100円(税込)です。細かく両替する金額を指定しなくても問題ない方は、利用してもいいかと思います。

参考:https://www.shinseibank.com/powerflex/takuhai/pop_gaika_pmc.html

大和ネクスト銀行 

こちらも、「外貨普通預金口座」を持っている方が利用できるサービスとなっています。新生銀行との違いは、申請書を記入し、郵送で注文するという点です。郵送での申し込みになるので、手元に届くまでの時間がかかってしまいます。

取引通貨は、5種類。それぞれにかかる手数料は下記の通りです。

  • ドル…1ドル1.5円
  • ユーロ…1ユーロ2.5円
  • ポンド…1ポンド8円
  • 豪ドル…1豪ドル6円
  • 香港ドル…1香港ドル2円

送料は、一律1100円。希望の数量と購入した分の金額を合計した金額が「外貨預金普通口座」から引き落としとなります。郵送での注文になるので、時間に余裕をもっての注文をおすすめします。

参考:https://www.bank-daiwa.co.jp/service/deli/

■外貨宅配ドルユーロ

銀行系の宅配サービスよりもお得なレートで両替したい方には、こちらの宅配サービスがおすすめです。複数のメディアから紹介されているので、信頼という点でも申し分ありません。両替時のレートも他社より安いです。

例えば、2020年10月10日の時点では、銀行系の日本円→米ドルの両替レートは109円ほどでした。それに対して、「外貨宅配ドルユーロ」の日本円→米ドルの両替レートは約107円となっており、お得なレートで両替できます。また、両替手数料も無料!また、頻繁に利用する方であれば、会員登録をしておきましょう。個人情報の入力が省けるので、より一層利用しやすくなります。少しでもお得に両替したい方におすすめです。

参考:https://doru.jp/

▼窓口に行かずともすぐに両替できる別の方法

外貨宅配は、自宅で受け取れる便利なサービスですが、すぐに受け取れないというデメリットもあります。すぐに受け取りたい方は銀行の窓口で両替しましょう。ただし、窓口での両替は、申請書を記入するといった手続きをしなければならなくなるため少し面倒になります。

そこで、銀行の窓口にいかずに両替できる方法として、「ポケットチェンジ」を利用してみましょう。ポケットチェンジは、外貨交換機で、現金を電子マネーに交換できます。現金を端末に投入し、好きな電子マネーを選択すると、自動で両替されてチャージしてくれます。

※現金→現金への両替はできません。

外貨→日本円の電子マネーへの両替はもちろんのこと、日本円から海外の電子マネーに両替が可能ですので、海外に行く前にポケットチェンジを活用しましょう。海外で使用できる主な両替先を紹介します。

〇Prepaid Virtual Visa(プリペイドバーチャルVISA)

米国に旅行する方におすすめしたい両替先がプリペイド式のVISAのバーチャルカードです。VISA加盟店で使えますので、様々なお店で利用できます。ポケットチェンジに日本円を投入し、レシートに記載されているQRコードを読み込みましょう。ユーザーネームなど必要な情報を入力すると、メールアドレスにバーチャルVISAが届きます。

〇Uber(ウーバー)

米国に旅行する方で移動手段として使えるのが「Uber」です。Uberは、車を所有している人に乗せてもらえるサービスのことで、タクシー代わりに利用できます。「Uber」アプリから希望の行先を指定すると、ドライバーが来てくれます。支払いの際に、Uberアプリ内のUberクレジットから支払います。ポケットチェンジからUberクレジットにチャージできるので、米国で利用する方にはおすすめです。

〇cultureland(カルチャーランド)

韓国での旅行に使えるのがこちらの「cultureland」。商品券のようなもので、デパートや書店、オンラインショッピングなどに使用できます。レシートに印字されたPINコードをculturelandのオンラインサイトで入力するとオンライン商品券が発行されて店舗で使用できるようになります。注意点としては、チャージしてしまうと、換金できないという点です。使い切るようにしましょう。

他にも、様々な海外電子マネーに簡単に両替できます。東京駅や空港内に設置されていますので、旅行に行く直前でも両替できます。これから海外旅行に行く方には、銀行の窓口よりもおすすめの両替方法です。

ポケットチェンジの設置場所はこちら

▼まとめ

外貨宅配サービスは、好きな場所に外貨を宅配してくれるサービス。電話やインターネットで注文をしておくと、自宅や勤務先に外貨を届けてくれるので非常に便利です。しかし、すぐに手元に外貨を入手できないこと、金種の指定ができないというデメリットもあります。デメリットを許容できる方であれば、利用してみてはいかがでしょうか。また、電子マネーをよく利用する方は、ポケットチェンジを利用すると簡単に外貨を電子マネーに交換できるので、こちらの方法が早いのでおすすめです。

↓ポケットチェンジの設置場所をチェック

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