皆さんは中国の通貨を何種類知っていますか?
中国の通貨単位は人民元で、中国語では単に元と呼びます。毛沢東がデザインされていて、カラフルなカラー展開が印象的な元紙幣を見たことがある、持っているという方もいるのではないでしょうか。
今回は、元(紙幣/硬貨)の両替方法をご紹介していきます。
硬貨は両替出来ないという印象をお持ちの方も多いかと思いますが、実は、紙幣だけではなく、硬貨の両替方法もあるんです!手元に余っている元をどうにかしたい…と思っている方必見です!
元の種類
基本として、現在発行されている元は紙幣は100元、50元、20元、10元、5元、1元の6種類、硬貨は1元、5角、1角、1分の4種類。内、1元と5角は紙幣と硬貨のどちらも存在しています。
また、旧紙幣(現在は発行されていないが有効な通貨)も流通しています。(5角紙幣など)紙幣の最高額は100元(1,533/2020.8.25時点)で、赤い色の紙幣となります。サイズも、元紙幣の中で最も大きいサイズのものです。元の紙幣の表面にはすべて、中国建国の父である毛沢東が描かれていますが、紙幣の色と裏面のデザインが紙幣ごとに異なります。
硬貨は元の他に角と分という単位が存在します。角と分は補助通貨という位置づけで、以前は5分と1分が流通されていましたが、最近はあまり流通していないようです。特に分の場合は、お店などはほとんど四捨五入の形で取り扱っているそうです。1元=10角=100分となります。
元から円への両替レート比較
元両替をする前に確認しておきたいこととして、両替方法毎の両替レートがあります。両替方法によっては手元に戻ってくる日本円の額が異なります。
以下に、元から円への両替について、主要な両替サービスのレートをまとめました。(2021/5/20時点)今回は、みずほ銀行のレート(17.27円)を基準に、両替方法でどのくらいレートに差があるかもまとめています。日本で出来る両替方法の代表的なものをピックアップしています。1元のレートが低いほど、お得に両替出来るという事になります。
※みずほ銀行は2021年2月中をもって空港以外の外貨両替ショップの営業を終了しています。詳しくは公式HPをご確認ください。
最新のレートについては、以下リンク先(両替場所をクリックするとリンク先に飛べます)で確認が出来ますので、必要に応じて利用してみてください。
サービス名 | 1元= | 100元両替時の差額(みずほ銀行基準) |
成田空港直営(両替所) | 15.18円 | -209円 |
関西空港直営(両替所) | 15.28円 | -199 円 |
りそな銀行 | 16.68円 | -59円 |
ポケットチェンジ(端末) ※紙幣・硬貨→日本の交通系へ両替の場合 ※ポケットチェンジは利用紙幣/硬貨・交換先によってレートが異なります。 | 13.19円 (紙幣・硬貨共に) | -408円 |
外貨両替ドルレンジャー 新宿西口店(金券ショップ) | 15.95円 | -132円 |
これらの比較から見てみると、一部銀行が比較的お得に両替出来る方法であると言えます。両替レートは為替レートによって常に変動している為、両替する際にその時の両替レートを都度確認しておくと安心です。
ポケットチェンジは、紙幣・硬貨・交換先の電子マネーによって両替レートが異なります。事前に端末上で各レートが確認出来ますので、確認してみてくださいね。因みに、ポケットチェンジでは現金→現金の両替は出来ません。
お得な元の両替方法
お得に両替をする上で、両替レートの他に両替にかかる手間も考慮しておく必要があります。というのも、両替をする際に両替所や銀行だと長い待ち時間がある場合があり、宅配両替の際も一定額以上の元が無いと両替出来ないことや、配送料の負担など様々な手間が発生する為です。
各両替方法の手間も考慮したうえで、本サイトが導き出したお得な両替方法は、「外貨両替機」での両替です。外貨両替機での両替は基本的に待ち時間はありません。
また、駅や商業施設内など街中に設置されていることが多い為、わざわざ両替する為に特定の場所に行かずとも、お出掛けやお買い物のついでに両替することが出来るからです。また、窓口を有している両替方法とは異なり、人件費がかからないため、両替手数料が安いことも多いです。外貨両替機といっても様々な通貨に対応している為、メジャーな外貨であれば問題無く両替することが出来ます。
硬貨の両替方法
代表的な元の両替方法をご紹介しましたが、実は、今までご紹介した中で硬貨を処理出来る方法は「ポケットチェンジ」のみです。
ポケットチェンジは元を電子マネーに交換することが出来ます!
交換先となる電子マネーは日頃の移動やコンビニエンスストアなどでのお買い物の際に利用できる交通系電子マネー(SuicaやPASMOなど)や、スーパーなどで利用できるnanaco、WAON、ネットショッピングで利用できるアマゾンギフト券、また、国内だけでなく中国の電子マネーWechat Payなどの海外の電子マネーにも交換することが出来ます。 交換先電子マネー一覧
また、ポケットチェンジは元だけでなく韓国ウォンやユーロ、ドルなど全10通貨にも対応しています。マシンが瞬時に日本円換算する為、複数の通貨を一度に投入、交換することが出来ます!元を交換するついでに、その他の国の通貨が余っていたら、一緒に交換すると一気に電子マネーにすることが出来ますよ!
古い元や汚れ・破れが激しい元も交換できるの?とお思いの方!残念ながら、ポケットチェンジでは旧通貨や激しい汚れ・破損のある通貨は受け付けられない場合があります。しかし、これらの通貨はユニセフなどへの寄付か、返却か選択していただく事が出来ます!※非対応硬貨は寄付・返却共に可能、非対応紙幣は返却のみの取り扱いとなります。
また、為替レートは投入現金の通貨や金種、選択した交換先サービスによって異なります。(サービス利用前に端末画面にて確認可能)
以下のクーポンコードを入力することで、2%分上乗せすることができますよ!
「 335786 」
「クーポンをお持ちの方」をプッシュしてコードを入力するだけ!
こういった中々使い道の無い通貨でも、寄付など出来れば手元がすっきりします。ポケットチェンジは全国の駅や空港、商業施設、ゲームセンター、旅行会社の店舗内などに設置してありますよ!
まとめ
元の両替方法について、如何でしたか?
中国は日本の隣国のため、訪れたことのある方も多いのではないでしょうか。中国は国内総生産(GDP)が米国に次いで世界第2位(2018年)で経済大国です。人民元は国際通貨にも認定されていることから、今後更に経済成長していくであろう中国の通貨「元」には注目しておきたいですね。